ペット海外事情レポート in 上海 ②アジア最大級の展示会「ペットフェアアジア」編

動物病院・ペットショップ編に続き、今回は2017年8月24~26日の3日間、中国・上海で開催されたアジア最大級の展示会「ペットフェアアジア」の様子をご紹介します。
 
中国ペット市場のトレンドや最新アイテムが盛りだくさんです!

※上海の動物病院・ペットショップ紹介記事はこちら

・ペットフェアアジアとは?
201710181527_1.jpg

ペットフェアアジアは、今年で20回目を迎える、中国国内マーケットをターゲットとしたペット関連企業の展示会です。
 
年を追うごとに規模も大きくなっており、今年度は8つのホールを使用。10万平方メートルに、30カ国以上から960もの企業が出展しました!
 
201710181527_2.jpg
最寄駅はロイヤルカナン社がジャック!

201710181527_3.jpg
こちらの大きなホールを、8つ使用していました。


◆各ブースの様子をご紹介!
安全性への強い要望!ペットフードブース

201710181608_1.jpg

まずはペットフードブース。
中国でも、ペットの食の安全に関心が高まっているようです。何が入っているのかシンプルにわかる商品や、オーガニックを売りにした商品が多く展示されていました。日本ではめずらしいパパイヤの商品も!

201710181608_2.jpg

こちらの展示では「ペットに与える前に、飼い主であるあなたが食べてみてください」と安全性をPR。産地も書かれており、鮭は日本産とのことでした。

与え方として「水を加えることで食材の風味を引き立たせることができる」と勧めていました。

201710181608_3.jpg

タイプ別のキャットフード。子猫・妊娠中の母猫用、短毛種用、室内飼いをされている猫用など、バラエティ豊かです。

パッケージには色々な国の言葉が記載してあり、日本語もありましたが、なぜか「ネットコンテンツ」という文言でした…。

201710191502_2.jpg

まるでツリーのようなダイナミックな展示!たくさんのボウルに、たっぷりとフードが盛られています。


201710191500_1.jpg

こちらは牛肉味と、鱈と鶏肉のミックス味。うずまき状に合わさっているものを“寿司”と表現しているようです。


“カラフル&盛る”アパレルブース
201710181608_5.jpg

今回、とてもたくさん出展のあったアパレルブース。色とりどりの服が整然と陳列されています。

中国ではカラフルなもの、フリフリがついたドレス、かわいいフード付きの洋服などが好まれているようです。

201710181608_6.jpg
細やかな刺繍がほどこされたドレス。婚礼用衣装のように華やかです。

201710181608_7.jpg
一瞬本物のワンちゃんのように見えますが、こちらはマネキンです。

201710181608_8.jpg
日本でも注目が高まっている犬用の靴。紐やマジックテープ付きで簡単に履かせることができます。


個性的なデザインが光るグッズブース
201710181608_9.jpg

グッズでは、生き物や食べ物を模したものや、スタイリッシュな部屋にも合うおしゃれなデザインのものが数多くありました。こちらはライセンス登録がされている牛型のベッドです。

201710181608_10.jpg
インパクトあるバナナ型ベッド!

201710181608_11.jpg
カップケーキ型のベッドも!ペットが乗れば、とってもかわいいケーキが完成です。

201710181608_12.jpg
シンプルでありながらデザイン性に優れたグッズたち。部屋の雰囲気を崩したくないという飼い主さんに人気です。

201710181608_13.jpg
窓につけることのできる猫用グッズも充実。

201710181608_14.jpg

今回、特に目を引いたのがこちらの全自動猫トイレ!

日本では残念ながら未発売ですが、アメリカで誕生し、2014年から中国で販売されているそうです。お値段は約9万円!!(サイズ比較のため、左下にiPhone7を置いています) 

201710181608_15.jpg
ブースにはたくさんの人が訪れ、熱心に話を聞いていました。

猫をセンサーで感知すると、10分もしくは30分後に洗浄を開始!スコップで汚物を除去した後、専用の洗浄剤入りの水がトイレ内に流れます。汚物はトイレの下段に落ちると粉砕され、洗浄剤とともに下水として排水されます。

1回の洗浄時間は約35分。排水ホースを下水道につないでさえしまえば、まったく掃除の手間がない、正真正銘の自動トイレです。

201710181608_16.jpg
こちらがスコップ。洗浄時に自動で汚物をすくい取ります。

201710181608_17.jpg
トイレの中には専用の砂が入っています。

専用の砂は1箱で1頭あたり3~4カ月使用可能。洗剤も4カ月に一度新しいものを取り付ければOKです。
 
下水道につなぐ工事が必要であったり、本体サイズが大きかったりと、日本での普及は難しそうですが、日本向けの改良が進めば猫用トイレ掃除の全自動化も遠い未来の話ではないかもしれません。


大手の動物病院も出展!
201710181608_18.jpg

いくつか出展していた動物病院ブースの中で、最も目立っていたのは安安宠医(安安動物病院)。中国でフランチャイズ展開している大規模な動物病院です。

201710181608_19.jpg

ブース内には医療機器がずらり。健康相談や簡易検査などを行っていたようで、ペットを連れたオーナーたちが長蛇の列をなし、大盛況でした。

201710181608_20.jpg

また、外には来場するペット用の救急センターも設置!当日は36度と真夏日だったため、きちんと態勢が整えられていました。


中国のペット市場の勢いはまだまだ衰えない!
201710181608_21.jpg

2017年度のペットフェアアジアは、ビジネス来場者と一般来場者を合わせて3日間で約13万人を動員。昨年度と比べ、25%ほど増加したそうです。
 
1日で回りきるのが不可能なほど大規模で、中国国内のペット市場がいかに期待されているのか、その注目度の高さが分かりました。
 
まだまだ留まるところを知らない、中国のペット市場。価格帯が高く高品質なフード・おやつの人気や、猫ブームの兆しなど、日本と似た傾向もあります。どのように展開していくのか、今後も目が離せません!

※上海の動物病院・ペットショップ紹介記事はこちら

ライター紹介

151_ext_01_0.jpg

浦上 真希

動物が大好き。新卒でペット保険会社に入社し、6年勤めた後、さらなる挑戦のためシグニ株式会社に入社。ペットサロン・ショップ様向けのサービス「シグニペットスペシャリスト」を主に担当しています。好きな動物は猫、好きな猫の部位は手の甲です。